未来のかたち四ツ橋校では、 支援員・講師が持ち回りで「ワーク(簡単な勉強会)」を行っています。
前回はタスクの違いについてお話しました。 プログラマに限らず、学習・仕事をする方は、ひと塊の作業を「タスク」として管理します。
・シングルタスク:一度に一つの作業に集中する
・マルチタスク:複数の作業を同時に行う 書類を作成している途中でメールを読むとか、本を読みながら音楽を聴くとか、お湯を沸かしながら材料を切るなど、 一度に作業をこなすマルチタスクは、効率良く思えますが、 実は落とし穴があります!
脳は同時に複雑なタスクを複数処理することが難しいため、結果的にミスが増え時間も多くかかってしまいます。 さらにマルチタスクは、ストレスの原因にもなります。
複数のタスクを同時に処理しようとすると、焦りや不安が増し、結果的に生産性が低下します。
では、マルチタスクの反対のシングルタスクで物事を処理しよう。 という話になるのですが、 常に時間に追われていて忙しい私たちの生活では、それもなかなか難しいですよね……。
# ではどうするの?
そこでご提案したのが、 時間をかけてゆっくりと「感じる時間をつくる」ということでした。
【マルチタスクの事例】
マルチタスクだと、手早く朝食の準備ができるが、ここまでの説明のような不具合も多い。
【シングルタスクの事例】
シングルタスクだと、 時間はかかてしまいますが、下記のような「違いがわかる」ようになります。
・珈琲の香りは 90秒も経てば飛んでしまうことがわかる
・自分の体調によって、香りとか味の感じ方も違う
・もちろん品種や挽き方によっても、すごく変化することがわかるようになります!
日頃は、プログラミングのことばかりですが、ワークでは定期的にこんな話もしていますので、今回はご紹介させていただきました!